Connection Serverのイベントログ

放置するとイベントウィンドウでユーザIDを検索してもタイムアウトしてしまいログが出なくなります。この対処としてDBのクリーンナップとインデックス作成が必要になりますが、それでも放置するとインデックスを貼ろうとしても貼れなくなります。VMのサポセンに問い合わせると『マニュアルで定期的にクリーンナップしてください』と言われます。VMware Horizon View 6.x でイベントデータベースのパフォーマンスが極端に低下する (2099872)

VMware Horizon View 6.x でイベントデータベースのパフォーマンスが極端に低下する (2099872)
https://kb.vmware.com/kb/2099872
念のため消し方についてサポセンに聞くとコミュニティのスレを案内された事があります。

communities.vmware.com

 

展開中のリンククローン展開開始が遅れた理由

リンククローンは現在新人君に展開作業を委ねました。

元々、フルクローンのVDIを流動プールで利用するように設定しローカルプロファイルでの利用な上、130台もあったのでプロファイルは基本的に7日で自動削除されるようにローカルポリシーで設定していました。

当然こんな利用方法ではユーザからは『毎日のプリンタの設定が面倒』だの『お気に入りが消えるのが面倒』だのいわれるわけですが、これについては私の入社前からずっとこの設計でした。
そもそもこの設計だったのは、既存社員(退社した方も含めて)の技術力と1案件単位でのコスト制限の影響があった事、またVDI=システムトラブルでデータがVDIごと飛ぶという印象が会社的にあり、安定稼動する環境を作る事が最優先されてきた事に起因しています。この問題をView5導入時にドメインコントローラやネットワーク等社内の全てを平行で見直しを行い、3年間フルクローンで正常稼動させる事ができた事から踏み切る事ができたという背景があります。
とはいえ、本来であれば年度末には展開開始できる状態だったはずなのに遅れた原因は展開開始直前にFSMOを持ったドメコンが故障したことに起因します。このドメコン、私が入社する前から存在し、かつ設計ミスと内政的問題でView導入からしばらくの間まではメモリ2GB(笑)で稼動しており、それを一度メモリを追加&OS再インストして利用していました。このマシンが、ハードのアラートは出ていないものイベントログ等で正常に処理できていない事を確認し、FSMOをTransferコマンド、Seizeコマンドで転送しようとしても受け付けない状況で再起動してやっと受け付けるようになり、その後シャットダウンしました。しばらく様子見していたのですが、よくよく調べるとLDAPDNSと信頼関係のデータが重複レプリケートされており、それらを手動削除後に展開開始する事になったという状況です。

久しぶりなので近況から

ずいぶん間が開いてしまったので見ている方ももう少ないでしょうが、時間的余裕はかけらもありませんが、やっと精神的な余裕が出てきました。

自称一人社内インフラ課課長(笑)の状態だったのが、まず4月になって変わったこととして一人仮想エンジニアが入りましたので彼を調教教育しています。彼の課題としては運用をやったことがないため、先日あえて思うようにやってもらったんですがWindows関連のアップデートでVDIを再起動せずにインストールし翌日以降でエラーが多発しました。一応、実施する前に『とりあえず再起動推奨』とは言ったんですが、そのまま実行したので、運用は経験がモノをいうということを理解頂けたでしょう。

また、社内インフラ課員としてはネットワークは必須ですが、詳細設計はベンダに投げられる体制を作っていますので(私は納期短縮のため詳細設計まで軽くまとめてから投げてますが)、まずは概要設計がある程度できるようになってもらいたいと思っています。

とりあえず後で買って読ませてテストまでするつもりですが、以下の本を私が買って仕事中にでも読ませようと思っています。

インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門

 

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先ほど立ち読みでサラサラっと見た程度ですが、過去の経験と照らし合わせても正しく理解できる内容が書いてあると感じられました。正直、マスタリングTCP/IPとかそういうのも重要ですが、社内SEとして重要なのは概要設計ができる事とコンフィグからどのような設計になっているか理解できることで設定できることであって、パケットの中身でどこがおかしいだのということが必要になるケースは殆どありません。
個人的には3WAYハンドシェイク等は知っている必要はありますが、パケットレベルでの解析が必要な事態になったのは汎用機とIAサーバのHULFT伝送でのソフトバージョン違いで双方向NAT環境で通信ができなかった時ぐらいでしょうか?
そういった観点からまずはネットワーク運用をやったことがない彼の教科書として最適だろうと考えています。

そんな事いって、自分はそういうの勉強はいらんのか?という話になると思いますが一応考えてはいます。同じ著者の本ですが

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私も今対応中の仮想サーバ基盤でロードバランサのワンアーム接続を行っておりますがそういった内容から仮想環境のネットワークまで触れられておりこちらも立ち読みでさらっと見た程度ですが、かなり良い内容でした。自身の理解を見直す事と新人のNEとしての第二ステップにちょうど良いだろうと考えています。

FlexPodが厳しいです。

昨年9月から(といっても納品の関係で構築開始は10月だったのですが)構築を開始したゲストOS領域としてNFSを利用したFlexPodですが、状況が芳しくありません。
なお、現職の環境はSIerのN社と下請けとしてU社系が仮想環境を構築してきたのですが少々前から参入したC社がノウハウあります!やります!ということでU社に代わり下請けに入り構築が始まりました。

10月末に基礎構築が終わりVDIを展開した時点で、デプロイ時のVMDKファイルのコピーに既存のSAN環境と比較し1.5倍の掛かっており、当初はNFSアクセスだからこんなものなのだろうか?と思っていました。しかし、実際にログインして利用してみると異常に操作感が悪く、とりあえず使い慣れたCristalDiskMarkを利用し、I/O測定をするとVDIとしての利用感に一番影響の大きいランダムリードが異常に悪い結果が出ました。

スクリーンショット類はまだ整理中ですが、既存SAN環境がランダムリード200程度出る(IOPS18k程度)のに対し、当初30前後か下手すると一桁が出るときもありました。明らかに異常だと判断しましたが、生憎DWH2セットのハードリプレースがあり、これに伴うフルクローンVDI1000台にインストールされたODBCソフトウェアセット3本を入れ替える作業込みで一人で行う必要があったため、ひとまず担当SEに任せざるを得ませんでしたので、状況からESX再インストールを検討するように支持をしました。この時点で担当SEのCisco/VMwareによるリリースバージョン認可が下りておらずサポートが受けられないという板ばさみがあり、構築が進みませんでした。※それ以外にもISOイメージに最新のドライバが組み込まれていなかった等、あまり考えられない問題ばかりが発生しました。

次の課題は、C社が弊社からのRFPや今後の展望を記載した資料を渡していたにもかかわらず要求事項(従来のSANと異なりNFSになるので差分を吸収できるSEの協力が必要)を理解していない事とそれが出来るSEがいないことが判明しで、私の手が空く1月まで放置になってしまいました。

詳細な情報についてはこれからまとめますが、FlexPodのパフォーマンスチューニングでここまで行った内容と抱えているトラブルに関してまとめます。

まず、BIOS関係についてですが、HPやLenovoDellのサーバであればBIOS設定でPower Managementの項目でハイパフォーマンスにすれば完了なのですが、UCSの場合は自作PC並みにCPUやメモリの項目が存在します。分かりやすいところでいけばHyper-Threadなどですね。これらの項目をひとつずつ精査する必要があります。また、NFSアクセスではVMware社のセールスSEも仰っていましたが、ストレージメーカの推奨値とVMwarenの推奨値があり。基本はストレージメーカの推奨値を優先するとの事。ここでいう値は、vSphere Clientで設定可能な各ESXの詳細パラメータになります。これとMTU1500から9000への変更がメインとなります。

上記の対応により、ランダムリードが20-30程度から140-150程度まで上げることは出来たものの観測した中での最大値の190を常時キープできるところまでは調整できていないため、調査を継続している状況です。このIOPSが伸びない状況ですが、測定中にCPU使用率が50%程度と低い場合に190近い値が測定され、100%近い場合は非常に低い値で出るという症状とESXの再起動を実施するたびに状況が変わる(ただしいい結果が出る確率は20%程度)ということからESXに何がしかの問題があると判断し調査を進めています。

実際、UCSのサーバではsyslog.logで以下のログ等の異常なものがかなりの頻度で生成していることも確認されていますので、VMのサポセンに問い合わせはしているものの最終的には再インストを視野に入れざるを得なかろうと個人的には判断しています。

2017-01-16T23:03:32Z sfcb-CIMXML-Processor[127805]: pam_succeed_if(sfcb:auth): error retrieving information about user 52ce06d9-5323-b432-cd03-9a4e550cee43 •ESX/ESXi 4.1 および ESXi 5.0 ドメイン メンバーとユーザー認証による ESX Admins AD グループの使用 (2074017) https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1025569

PowerCLIをもう少し使いこなしたい

明けましておめでとうございます。

12月はDWHのストレージ入れ替えで担当業者の大手SIerのPL,PMを1ヶ月で2回もしかも部長込みでクビにせざるを得ない状況で対応していたため、月末は書く余裕がありませんでした。DWHの件はやっとハード構成が完了し今月データ移行テストが開始されました。

書く事が余りありませんが、共有VDIのプールでの問題でプール内のVDIがログインしたままになっているものも含めて使い切られている状態であることを利用部署の部門長等が確認出来る仕組みがあるほうが望ましいです。もちろん自力でVDIの再起動まで実施してくれれば何の問題もありませんが、そこまでしなくても最低限『誰々がこのVDIにつないだままにしているのを強制ログオフしてほしい』という形でリクエストしてもらえるだけでもシステム部門としては運用が楽になる事請け合いです。

Viewを導入する前にWindows XPのVDIをCitrix XenDesktop4とvCenter+RDPで利用していたのですが、その際に共有PCの利用状況をチェックし結果をHTML化するスクリプトを作成していました。その際にはPowerCLIなどといった便利ツールはありませんでしたので、管理サーバから共有PCのリストに対してPINGを実行して稼動確認を行ったうえで、起動している場合はpsexecでVDIに接続しqwinstaコマンドでRDP接続しているユーザの情報を取得する方法で実装していましたが、その際には100台程度で1周させるのに10分程度掛かっていました。

それを考慮するとConnectionServerでPowerCLIの以下のコマンドを実行することでシャットダウン以外のVDIのステータスを短時間で取得できます。
PowerCLIは経験値が足りないので、VBScriptと合わせれば以前作成したような各プールごとの利用状況を取得しつつ、ADに対してLDAPでログイン中のユーザIDの詳細情報と合わせた利用状況をリストアップするスクリプトを作成できるでしょう。残念ながら、今VcenterのDBから個人割り当てのVDIの情報と移動プロファイルとフォルダリダイレクト対象者を処理するスクリプトを優先して作成する必要があるため、このスクリプト作成は当面先になると思います。

> Get-RemoteSession -pool_id 『プール名』
session : 160
Username         : ドメインFQDN\ユーザID
pool_id          : tcv-pl013
startTime        : Thu Jan 05 08:36:43 JST 2017
session_id       : ドメインFQDN\ユーザID(cn=s-1-5-21-2620938040-1617289647-3374191743-4885,cn=foreignsecurityprincipals,dc=vdi,dc=vmware
                   ,dc=int)/1@cn=9b09f52d-7a3c-4f8a-abcf-c1176e1cbc10,ou=servers,dc=vdi,dc=vmware,dc=int.cn=tcv-pl013,ou=server g
                   roups,dc=vdi,dc=vmware,dc=int:PCOIP:0:DESKTOP
DNSName          : vishare-c001.hoge.Local
duration         : 23 minutes
lastSessionTicks : -4402145
state            : CONNECTED
protocol         : PCOIP

想定しないことをしてみた

これまでシックプロビジョニングな個人割り当てのVDIがメインだった環境にComposerと移動プロファイルとフォルダリダイレクトを導入するためにFlexPodをVDI環境として増設しました。さて、うちのユーザだけでなく、システムメンバに対しても想定しない事を想定しなければならないためComposerで利用するVDIのイメージに対してこんなことを実施してみました。

個人割り当てのVDIではsysprepしてからテンプレートに変換し、そのテンプレを使ってデプロイするという手順だったので、同じくテンプレとしてスナップショットを取るVDIにsysprepしてからスナップショットを取って、そのスナップショットを参照するようにプールに設定してみました。sysprepによるハード初期化時にエラーが出てWindowsが起動しませんでした。

手順書にスナップとる前にsysprepするなよ?!するなよ?!と書かねば。。。orz

シンプロビジョニングのVMDKファイルの圧縮

一言:NFSでは出来ません。
vmkfstools --punchzeroを打っても『Not a supported filesystem type』と帰ってきます。
諦めてOS領域のHDDにでもvMotionしましょう。

9月に入れたFlexPod(FAS8020)ですが、当初Cristal DiskMarkのランダムリードが全くと言って良いほどスペックが出ませんでした。今はキャッシュなしで140-190、初めは30-80程度でした。まだエラーパケットが出るので設定をもう少し詰めるつもりです。