ESXサーバのハードウェア

ESXサーバのハードウェアの選定についてどのように考えたらよろしいでしょうか?

サーバ環境に関して整理してみましょう。なお、コンバージドインフラやハイパーコンバージドインフラという枠では分けませんので気になる方は置換えて読んでください。

『サーバとストレージの組み合わせ』
1.IAサーバ+SANストレージ
2.IAサーバ+vSAN
3.ブレードサーバ+SANストレージ
4.ブレードサーバ+vSAN

まず、ブレードサーバを利用する場合を検討しましょう。ブレードサーバの場合、各ブレードだけでなく搭載されたFCスイッチ、NWスイッチといった機器、ブレードのシャーシそのものについてもファームウェアのアップデートや保守をしなければならない場合があります。また、FCスイッチの接続設定をマルチパス化し忘れたり、スイッチ性能の低いFCスイッチを導入してしまうとディスクアクセスにおいてIOPSが不足し、ブートストームやアンチウィルスストームでVDIが停止したり、停止したりする原因となります。
特に、ブレードシャーシのファームウェアをアップデートしなければならない場合、搭載するブレードサーバを全停止しなければならないメーカ(HP,及びそのOEMを受けるNEC等)があるためキャンペーンなどで安価にシャーシセットを複数台導入できる場合や大量のESXを同時導入する場合やシステム設計上WOLを利用する場合を除きブレードシャーシの導入は推奨できません。

IAサーバを選択する際には、どのような点に注意する必要があるのでしょうか?
最近のサーバはどのメーカでもリモートコンソール、DELLのiDRAC、HPのILO等があるので問題はありませんが、管理サーバなしでもサーバからもアラート送信が出来るほうが望ましいといえます。
では、サーバの機種選択に関しては特に考慮する必要はないのでしょうか?メーカごとに1U、2U、4Uのサーバが存在しますが、ベンダやメーカの言う通りに導入してよいのでしょうか?少なくとも私はベンダやメーカの言うことを信じずに自身の知識と経験を信じて選択します。
機種選定において、重要な点を挙げてみましょう。1つ目はCPUのコア数、2つ目はメモリ搭載量と最大搭載量、ディスク(システム領域としての利用とvSANを利用する場合にはvSANのディスク領域として)にFCカードの性能ぐらいでしょうか?私はもう一つ内蔵ファンの寿命を上げたいと思います。

内蔵ファンの寿命については、つぎのPostにて記載したいと思います。