ESXのハードウェア(1Uサーバの排熱問題)

ESXのネットワークはご存知の通り、ゲストOS用、管理用、vMotion(DRS)用の3つを基本必要とします。

IAサーバで構成する場合はそれらをBondingにより冗長化するため3系統×2+リモートアクセス(IMM等)の計7本のLANケーブルが必要となります。更に冗長化した電源を利用する場合、電源ケーブル2本とSAN構成の場合はファイバーチャネルケーブルが2本必要となります。

実際にこの本数をマウントするとわかりますが、ESXサーバ1台であれば良いですが数台をESXの背面ケーブルガイドを利用してラッキング、特に空きユニットなくマウントするとESXの背面にケーブルの壁が出来てしまい排熱が追い付かなくなる原因となります。
このようなケーブルの壁を薄くするための1つの選択肢として、LANケーブルの種類を変更するという考え方があります。
LANケーブルの太さには種類があり、通常の物と細径と呼ばれるスリムケーブル、フラットがあります。細径ケーブルを利用することで壁の厚さを薄くすることである程度の対処が出来るようになりますが、以前データセンタに依頼し長距離を引いていただいたことがあり、その際にはLANケーブルの最大長が100mではなく90mだという話がありましたので伝送損失が多少出る可能性は考慮すべき点になると思います。

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