シンクライアントの設定#2

私の職場では2011年に入社するより前の拠点では既にシンクライアントが利用されているにも関わらず数百台単位で存在するシンクライアントが固定IPで設定されており、それを修正する提案を社内事情で受け付けてもらえず、Horizon 6系にアップするプロジェクトを進めている2016年になってやっと対応する余裕がでて来ました。

 

この経験からシンクライアントやゼロクライアントを利用する場合は、DHCP環境は構築する方が望ましいといえます。一方でユーザの利用する端末からVDIにログイン出来ないといった連絡を受けた際に切り分ける方法も準備する必要があります。


社内からの接続のみに利用する端末であれば社内のITリテラシーが低い環境ほどbginfoというシステム情報を壁紙に上書きして表示するツールをスタートアップに登録することをオススメします。
◆sysinternal bginfo
https://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bginfo.aspx

www.atmarkit.co.jp

これによりDHCPによりIPが取れているかいないかユーザに壁紙に表示されたIPを読み上げさせるだけでTCPIPレベルでの接続確認が出来ます。

また、サポートの観点ではデフォルトでインストールされていることが多いですが、VNCを利用できるようにしておくとユーザが接続できず且つ言っていることがよく分からない場合に有効です。2013年以降検証はしていませんが、Windows7VDI構築時点でVNCのソフトを5本程度動作検証しましたが、TightVNC以外のVNCソフトではグラフィック表示が正常にできない等の問題がありました。