VDIのヘルプデスクサポート環境について

VDIではユーザが『Excelが固まった』、『IEが固まった』、『メールに添付されたファイルが開けない』、『このエラーどうすればいい?』、『証明書更新はどうすれば?』といった実際に画面を見ないとどうにもならない事で連絡してきます。

上記のようなリクエストには、VNCソフトウェアやリモートアシスタンス、Horizon Viewの機能でリモートアシスタンスを利用したShadowingが有効ですが、VNCリモートデスクトップ(RDP)は排他のため、ConnectionServerでRDPを許可する場合は注意が必要です。また、セキュリティ上の制限でヘルプデスクが利用者の画面を見る事を利用者の許可が必要となる場合はリモートアシスタンスのOFF/ONをコントロールする必要があります。

リモートアシスタンスのレジストリ
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Remote Assistance Dword fAllowToGetHelp

 

単にブラウザを利用して多少のOffice製品を利用する程度では発生しませんが、マVBAマクロで数百MのExcelを処理する際に稀にワークシートをvisibleのまま処理するようなことをされるとView Agentのセッション管理EXEが、リソース圧迫を受けてEXEが応答なしとなり、サービスから再起動を受けてHorizon ViewからのPCoIP接続はVDI再起動するまで接続できません。このような状態になった際には、vSphere Client上でのShadowingでは正常に表示されますので管理者がシャットダウンボタンを押して再起動を実行するかSysinternalで配布されているpsexecで再起動コマンドを発行するといった対応が必要となります

この症状は動作を見る限りView AgentのセッションコントローラEXEがユーザアカウントで実行されている事に起因すると思われます。