VDIの作り方について

結局9/10から9/15までHorizon View環境のアップデートに掛かり切りになり
そのまとめをVMUGデスクトップ仮想部会用に資料を作っていたので
ここしばらく放置になっていました、すいません。


さて、『VDIの作り方について』というタイトルにしましたが
単に作り方そのものについては、教科書でも見て頂ければ良いかと。
今回扱うのは、プロジェクトを進める上でVDIのテンプレートを作成方針について
触れたいと思います。
プロジェクトに時間があれば、構築作業のうちvCenterのセットアップが完了後に
構築したvCenter環境で行うことを推奨します。
プロジェクトの工期が短いプロジェクトでは、担当SEが事前にVMworkstation等の環境でテンプレートを作成し、インポートすることを提案してくる可能性がありますが
高い技術力があるSEではない限り、工期を2-3日程度遅らせてでもこの提案は断るべきです。これには仮想ハードウェアのバージョンの違いにより発生することが多く、インポート直後の状態で稼働させた際にvSphere上のコンソールで操作した際にデータ読み込みエラーでマウスカーソルがラグで飛ぶように移動する状態になるケースやVMDKファイルの転送時に破損したことで処理ラグが出るようになった事もありますので
そういった事象がどこに依存するか切り分ける自信がない場合は出来るだけvCenterが利用できるようになるまで待つことを推奨します。

ESXi/ESX hosts and compatible virtual machine hardware versions list (2007240)
https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2007240

Virtual machine hardware versions (1003746)
https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1003746 


VMDK ファイル内の仮想 SCSI アダプタ タイプの調整 (2081674)
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2081674


以下、トラブルKnowledgeBase

仮想マシンの仮想ハードウェアをバージョン 7 にアップグレード後、停止コード 0x0000007B (起動デバイスにアクセスできない)が表示される (2083956)
https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2083956