VDIを早くするには『HDD編』

いま利用しているパソコンを早くするにはどうしたらいいでしょうか?
もちろんハードウェアを更新するのが非常に効果的ですが、お金を掛けられないもしくはパソコン自体がパーツ増設や交換が出来ない場合にどうしますか?

VDIにおいても同じです。最低限のCPUとメモリとHDDのVDIを出来る限り1台のESXに集約することが重要であることを考慮すると、Windows 7 のパソコンでCPUとしてatom、メモリ:2GB、HDD:SATAの5000rpm程度のマシンをチューニングするイメージで構築するという意識が重要です。

では、上記のようなロースペックのPCを何とか利用できるレベルにするどうすれば良いでしょうか?これにはインストールから気を付けて行うことが重要となります。

まずWindowsをインストールした後に自社の環境に合わせて最大限パッチを適用します。この時点でディスクのクリーンナップを行い、デフラグをそのまま3回、再起動して1-2回実行します。その後、更新頻度の低いソフトから順にインストールし、クリーンナップとデフラグを実行します。更にOfficeを入れてパッチを適用しクリーンナップとデフラグを行います。
SSD環境ではデフラグは推奨出来ませんが、このような形でテンプレートを作成するとRaidで分散されてもデータの連続性がある程度担保されます。