ゲストOSのCPUとメモリの節約をするには

どう考えるか?私は集約化もそうですがESXを安定化させるにはゲストOSのCPUとメモリの節約をすることとキャッシュを出来るだけ有効化することが重要と考えます。正直なところ、ブートストーム対策としては各種キャッシュ、Storage Accelaratorやストレージそのもののキャッシュが非常に有効です。

もう少ししたら今構築中のNetAppでのSSDをキャッシュとして利用する場合のスペック測定が出来ますので、そちらで触れさせて頂きます。正直なところオールフラッシュにしてしまえば関係ありませんが、日本HPがSSDの発注先をIntelだけにすることで低下価格化するという発表もされましたので、安価に構築する場合でも高スペックな環境が組みやすくなってきていることは間違いないと思います。

さて、本題ですが効率的にVDIのCPUとメモリリソースを削減するには、ですがそんな難しいことは行いません。利用者が意図しないプロセスが動かないようにするだけです。そのためには、例えば画面での無駄な処理としてガジェット(そもそもMSがサポート打ち切っている)、エアロ、フォントのスムージングなどを無くし、出来るだけWindowsXPライクに近づける事。次に、音声系ですが例えばログイン時のサウンドやエラー音などですが、事務作業中にそんなの必要ですか?必要ないですよね?ということはこれらもある意味不要。次にサービス関係、例えばWindows Defender、デフラグ、ブランチキャッシュ等々です。また、VDIですので常時ウィルススキャンは必須ですがVDI上で実行するとvCPU2にしてメモリ割り当ても32bitの場合でも2GBから3GBに増やす必要が出るでしょう。そういった観点からvShiled EndPoint(今はNSXに統合されたり機能制限されている)を利用するとユーザが利用する際にバックグラウンドで動作するプロセスによるもたつきやラグを抑えることが可能となります。