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Windows 7以降のOSの仮想化が抱える問題

WindowsXP及び2003のサポートが終了したことで、企業ではWindows7/2008以降のOSを利用するようになったことと並行して仮想化が進んでいます。こういった背景の中で、Windows7/2008以降のOSが抱える初期パラメータが仮想化にそぐわないという問題を抱えています。特にVDIにおいて、PCoIPやRDP、ICAどのプロトコルであっても以下の症状を抱えてしまい、管理者を苦悩に陥れてしまいます。

◆症状
1.VDI接続後にアイドリング状態にして一定時間経過すると画面が真っ黒になってマウスカーソルしか動かない
2.VDI接続後にアイドリング状態にして一定時間経過すると画面がフリーズ状態でマウスカーソルしか動かない
3.ログオフ運用のVDIでログインしようとしたら通信エラーでつながらない

SkySeaなどの配布可能なシステムからの配信失敗なども可能性として考えられるため、個人的には全端末に設定したほうが良いと考えます。

◆設定内容
NICの電源管理設定の『電源の節約のためにコンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする』のチェックをはずす。
※以下はFATPCのスクリーンショットですが内容は同じです。

f:id:rujihara:20160831112331p:plain


もう1点、上記の設定を行うにあたりWindows 7 / 2008 OSでは適用しなければならなパッチがあります。これらのOSでは、ゲストOSとして作成後に展開するためにvCenter上でテンプレート化を行い、それをデプロイするとネットワークアダプタ
『ローカルエリアネットワーク#2』といった形で番号がずれると同時に新しいNICとして認識してしまうため、上記の設定が反映されなくなりますのでMicrosoftがWindowsUpdate以外で提供しているKBを適用する必要があります。

https://support.microsoft.com/en-us/kb/2550978

◆vmxnet3 を使用した Windows 2008 R2 テンプレートおよび Windows 7 テンプレートをデプロイすると NIC の名前が #2 に変わる (2087014) 
https://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2087014


shiroさんの仮想化雑記帳にも本件記載がありますので、私のように経験値だけで対応している人間の書いたものより細かな情報が記載されていますのでそちらも併せて読んでみてください。

仮想化雑記帳: VMXNET3 を使用した Windows7/ Windows2008 仮想マシンをクローンするとNICの名前が変わってしまう


また、私は手でやっているのでどこまでフォローされているか確認していませんが、こういった設定を簡易的に検査するツールをVMware社が提供していますので利用してみるのも良いでしょう

VMware OS Optimization Tool
https://labs.vmware.com/flings/vmware-os-optimization-tool