VDIを早くするには『ネットワーク編』
。Windows7では社内LANで利用するのであればネットワーク関係も出来るだけ調整したほうが良いでしょう。
1.vNICでVMXNET3を選択している事。
E1000はESX5.1Up2で切断状態が発生するトラブルの報告だけでなくvExpert取得者のRickard Norbel氏のブログでの報告ではスループットがVMXNET3を利用時の半分程度しか出ないという報告もあります。
E1000/E1000E vNIC を使用する仮想マシンのあるホストを ESXi 5.1 U2 にアップグレードすると
ネットワークの問題が発生する(2073735)
http://kb.vmware.com/kb/2073735
Network performance with VMware paravirtualized VMXNET3 compared to the emulated E1000E and E1000.
http://rickardnobel.se/vmxnet3-vs-e1000e-and-e1000-part-2
1.NICの電源管理(デプロイやイメージコピーでのナンバリングずれ対応必須)
※既に紹介したので割愛
2.IPv6 / v4の優先順位変更
コマンドで行うか、パッチを適用します。通信の際にIPv4で初めから通信してもらいたいので適用しています。これはvNICに対してではなくOSに対して掛かります。
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::ffff:0:0/96 50 0
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::1/128 40 1
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::/0 30 2
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 2002::/16 20 3
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::/96 10 4
世界 IPv6 が (2012 年 6 月 6 日) を起動した後はインターネット接続の問題を解決します。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2533454
3.SNPの無効化
Windows 7のSNPの影響で通信が安定しない面があるだけでなく、処理をNICで実行することから、通常のサーバでSNPが有効になっていてもvNICに振られるだけなのでメリットがあるとは思えません、ので無効化しています。
netsh int tcp set global chimney=disabled
netsh int tcp set global rss=disabled
netsh int tcp set global netdma=disabled
予期せぬ挙動が!? 新機能 Scalable Networking Pack をご存知ですか?
http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2010/03/23/scalable-networking-pack.aspx
Windows 仮想マシンのネットワーク パフォーマンスが悪い、または待ち時間が長い (2097316)
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2097316
4.NICのオフロードの無効化
『詳細設定』タブのXXのオフロードと記載されている項目をオフにしています
以下のCiscoのURLは昨年知ったのですが、こちらにかなり詳細が記載されています。
UCSではWindows7以外のWindowsOSに対してオフロード機能のサポートがあるため
仮想化ではDisabled推奨の設定についても説明されているものと思われます。