将来的なVDIについて考えて(妄想)してみる

 

 9/10(土)から実施していたHorizon View5.xの6.23化作業でESXアップデート以外見事に全ての工程でトラブって2徹+α状態だったので更新できませんでした。
そして今も思い出すだけの気力がないので、妄想だけしてみたいと思います。

まず1つ目、先日触れたNestedESXの使い道です。
まだNestedESX自体も公式サポートではありませんし、現時点ではVMware製品自体のテスト環境の構築しかないと思います。ですが、今後正式サポートされて性能がある程度見込めるようになった場合に1つの使い方があります。例えば、NSXの小規模環境構築です。ESX単位での課金もしくはVDI単位での課金で、vCenter跨ぎやDR(ディザスタリカバリ)などを考慮する場合等のある程度の規模が見込める場合に有用性が見込めますが、そうではない場合はネットワーク間セキュリティを切り捨てるかサーバFirewallに頼るかといった方向性になると思います。ですが、マイナンバ対応のように高セキュリティ環境を構築しなければならない場合に、仮想環境ではNSXを導入したいと考えるはずですが、中途半端にESXの台数がある場合やVDIの台数がある場合に費用面で折り合いがつけられないかと思います。
このような場面でNestedESXが正式サポートされてるようになれば、NestedESX上にVDIを作成すれば最低限の環境、最低限のライセンス費用で必要な高セキュリティ環境を構築できるようになるのではないでしょうか?また、Oracleのように異常なライセンス体系を強制してくるソフトウェアに関しても、メーカの同意がえられればクリアできる可能性があるのではないかと思います。

もう1点妄想を。こちらはVDIのOS:Windowsです。正直業務に追われているなかでWindows10の検証もしなければならないことが嫌になりました。何か良い方法はないか?と考えたところでもうサーバOSにVDIも切り替えても良いのではないかと思いました。
サーバOSをVDIで利用する際の問題点としては、1点『クライアントOSでしか稼働しないソフトウェアをどうするか?』この1点です。これをクリアする方法として、クラサバ系などの対処以外にもう一点、以前の記事を見た方は思い浮かぶと思いますがThinAppです。
ThinAppでは各バージョンごとに対応したOSが決められていますが、その範囲でなら32bitから64bit、クライアントOSからサーバOSにソフトウェアを移行させられます。またパフォーマンスチューニングの面でもそう難しくなく、コスト面でもデータセンタエディションで集約出来れば悪い選択ではないと思います。